198．居眠り磐音 登場人物まとめ ４０：４４巻 20210821

さ－１９－５１・居眠り磐音 江戸双紙 第四十四巻 湯島ノ罠 登場人物 まとめ

テレビにつられて　佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音　江戸双紙」（双葉文庫）を読み出した　奥さんにつられて　僕も読み始めました。
奥さんと二人　「イワネ」にハマリました。
居眠り磐音 江戸双紙読本（さ－１９－２６）の１７６ページから１９１ページに　印象深い主な登場人物が　紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは　印象深くない　また　主でない　登場人物がかわいそうなので　各巻・各章に出てくる人達を　紹介します。
「決定版」が　文春文庫から出版されていますが　ここでは　「双葉文庫版」を底本とします。

第四十四巻 湯島ノ罠は
第一章　霧子の復活
第二章　闇読売
第三章　五十次の始末
第四章　辰平失踪
第五章　女牢の髷
で構成されています。

これらの章の　登場人物は　第一章から順に　４５名　６２名　５５名　５１名　３９名　です。
登場人物まとめ ３８からは　まとめ方をちょっと変えて　姓名がちゃんと出ている　〇〇家とか　〇〇一派などの名前〇〇は記録することにしました。
紹介する順序は　出てくるのが多い順で　名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが　歴史上実在した人の前には　〇　を付けました。
名前の後に　簡単ですが　説明を加えました。

まず　第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
霧子　雑賀霧子。元雑賀衆。小梅村尚武館道場住み込み門弟
坂崎磐音　小梅村尚武館道場主
坂崎おこん　金兵衛の娘。坂崎磐音の妻
佐々木玲圓　直心影流道場主。磐音の養父。家基に殉じて自裁
○佐野善左衛門政言　直参旗本。新番士
重富利次郎　土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男。小梅村尚武館道場住み込み門弟
○田沼意次　老中。遠江相良藩主
○田沼意知　田沼意次の子。若年寄
○徳川家基　徳川家治の世子。死亡。享年１９歳
松浦弥助　元公儀隠密。霧子の師匠
松平辰平　松平喜内の次男。小梅村尚武館道場住み込み門弟
依田鐘四郎　磐音の兄弟子。依田お市と夫婦になる。依田家婿養子
の１２名

第⼀章から第五章の中で４つの章に出てくるのは
五十次（1234）　神田橋のお部屋様と呼ばれる田沼意次の愛妾おすなの弟
小田平助（2345）　戸田天信正流槍折れ。福岡藩郡奉行支配下芦屋洲口番の５男。尚武館客分。自称尚武館門番
酒匂仁左衛門（1234）　元目付支配下黒鍬之者。今は浅草田原町読売屋世相あれこれ主人
佐々木おえい（1234）　佐々木玲園内儀。玲圓とともに自裁
の４名
（　）内の数字は登場している章の番号です。（以下も同じです）

第⼀章から第五章の中で３つの章に出てくるのは
木下一郎太（345）　南町定廻り同心。天明２年（１７８２）の暮れに祝言をあげる
銀五郎（123）　佐々木道場を改築した大工の頭領。小梅村尚武館の増築も頼まれました
坂崎空也（123）　磐音とおこんの嫡子。安永９年（１７８０）元旦に誕生。
坂崎睦月（123）　磐音とおこんの長女。天明３年（１７８３）１月１５日生まれ
竹村早苗（234）　竹村武左衛門長女。宮戸川の奉公から小梅村尚武館に戻っています
辰吉（123）　浅草田原町読売屋世相あれこれの記事取り。五十次の兄貴分
田丸輝信（234）　直参旗本三男坊。小梅村尚武館道場住み込み門弟
速水左近（123）　佐々木玲園剣友。佐々木玲園道場客人。大身旗本。三千石高。今津屋吉右衛門お佐紀仲人。小梅村尚武館後見
福坂実高（234）　豊後関前藩藩主。
由蔵（123）　今津屋老分番頭
の１０名

第⼀章から第五章の中で２つの章に出てくるのは
おかじ（13）　浅草田原町読売屋世相あれこれの通いの飯炊き女衆
お杏（45）　福岡箱崎屋次郎平の３女。
お佐紀（23）　両替商今津屋内儀
おすな（13）　神田橋のお部屋様（おすな）。田沼意次の愛妾。姥捨ての郷で殺されました
河出慎之輔（24）　豊後関前藩御先手組組頭
神原辰之助（34）　神原主計の嫡男。小梅村尚武館道場住み込み門弟
吉右衛門（23）　両替商今津屋主人
金兵衛（12）　金兵衛長屋の大家。おこんの父親。どてらの金兵衛
内蔵助（24）　奥州山形藩内の紅花商人。前田屋内蔵助
小林琴平（24）　舞・奈緒の兄。上意打ちで磐音に斃されました
小林奈緒（24）　小林琴平の末妹。磐音の許嫁。白鶴太夫。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいます
笹塚孫一（45）　南町奉行所与力
潮蔵（23）　浅草田原町読売屋世相あれこれのネタ屋
重富百太郎（24）　土佐高知藩２０万石山内家家臣。重富利次郎の父。江戸藩邸近習目付。３７０石
品川幾代（12）　品川柳次郎母親
菅原道真（45）　湯島天神の祭神の祭神
鈴木清兵衛（13）　江戸起倒流。御鉄砲御箪笥奉行
鶴吉（13）　花川戸の三味線造り三味芳四代目芳造の次男。三味芳六代目。浅草聖天町に店を持しました
○徳川家治（13）　徳川１０代将軍
中居半蔵（34）　豊後関前藩元御直目付。家治。江戸留守居役兼江戸家老代理
速水右近（13）　速水左近の次男。尚武館門弟
土子順桂吉成（23）　遠江の出。田沼意次に恩義のある磐音への刺客
福坂俊次（34）　豊後日出藩木下家分家立石領５０００石領主の弟。福坂実高の養子。小梅村尚武館門弟
○曲渕景漸（45）　北町奉行
○牧野成賢（45）　南町奉行。大隅守。大目付に昇進
松平喜内（45）　旗本８７０石。松平辰平の父。若年寄支配御小納戸衆奥之番
○松平定信（13）　白河藩主。寛政の改革を実施。天明３年（１７８３）白川藩松平家３代藩主になる。２６歳。御三卿田安家初代徳川宗武の７男。徳川吉宗の孫
満五郎（45）　湯島切通の植木屋植由の職人
和蔵（12）　亀戸町一丁目読売ふうし屋番頭
の２９名

５つの章の内　１つの章のみに名前があるのは　第一章では
○大岡忠相　町奉行
○大岡忠要　岩槻藩藩主当代。奏者番を勤める
○大岡忠光　宝暦６年（１７５６）上総勝浦から岩槻城主。２万石。徳川家重の側用人
○大岡忠喜　岩槻藩藩主先代。奏者番を勤める
小笠原長重　元禄１０年（１６９２）当時の岩槻藩主
恵信　京堀川の仏師。
佐野草右衛門　佐野善左衛門縁戚
○徳川家重　９代将軍
○徳川家光　３代将軍
○徳川家康　天正１８年（１５９０）江戸入り。初代将軍
○徳川宗武　御三卿田安家初代。徳川宗武。松平定信の父親
○徳川吉宗　８代将軍。紀州にいたころは頼方を名乗る
松平定邦　白川藩主。松平定信の養父
山野井寛庵　起倒乱流。鈴木清兵衛道場を継承
諒全　曹洞宗足柄山東林寺を開基しました
の１５名

第二章では
安藤景虎　上泉流
井澤孫兵衛　田沼意知用人
一八　吉原に出入りする女衒の一人
おあき　浅草田原町読売屋世相あれこれの女衆
○桂川甫周国瑞　御典医。桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげました
河出舞　河出慎之輔の妻（旧姓小林）。小林琴平の長妹
重富富美　重富利次郎の母
宍戸文六　豊後関前藩元国家老
七右衛門　浅草田原町読売屋世相あれこれの番頭格
四郎兵衛　吉原会所頭分
田吉　銀五郎の右腕
田崎元兵衛　紀伊藩江戸藩邸御番衆。神当流継承者。
谷素山　野中兼山と土佐藩初期の教育基礎を築きました。宝暦９年藩校教授館の教育制度に影響を与えました
○中川淳庵　若狭小浜藩士。蘭方医。本名玄鱗
根来小虎　霞新流
○野中兼山　土佐藩山内家３代藩主山内忠義時の家老
白鶴　江戸吉原丁子屋での奈緒の源氏名
福坂お代　福坂実高の妻
宮松　今津屋手代
柳生多門助　尾張柳生新陰流
山田傳蔵　無外流
○山内一豊　土佐藩山内家初代藩主
○山内豊雍　土佐藩山内家９代藩主
○山内豊敷　土佐藩山内家８代藩主
の２４名

第三章では
糸居三五郎　佐々木玲園道場門弟
おこね　鶴吉の女房
小野寺元三郎　出羽本庄藩六郷家家臣。小梅村尚武館門弟
笠間玄蔵　旧江戸起倒流鈴木道場にいる剣術家
佐江傳三郎　設楽家奉公人。安房一心流と棒術の達人。設楽小太郎の剣術指南
設楽お彩　設楽小太郎貞綱の実母
設楽小太郎貞綱　直参旗本２１５０石。小梅村尚武館門弟
設楽貞兼　直参旗本２１５０石。小普請支配。所領地上総上湯江。酒乱の癖
聖吉　鶴吉の息子
田村新兵衛　佐々木霊園時代からの高弟
根本大伍　佐々木玲園道場門弟
野中権之兵衛　神道無念流。江戸武術界の最長老。磐音・おこんの仲人
速水杢之助　速水左近の嫡男。小梅村尚武館門弟
舞城　旧江戸起倒流鈴木道場に入った道場主従者
の１４名

第四章では
市橋太平　市橋勇吉の兄。明和三丸の主船頭
加一　満五郎の孫
貝原　八丁堀の医師
角田彦兵衛　松平喜内の用人
かよ　満五郎の娘
木下菊乃　瀬上菊五郎の次女。木下一郎太と祝言をあげました
玄助　笹塚孫一の役宅門番
坂崎正睦　豊後関前藩国家老。磐音の父
瀬上菊五郎　北町奉行所非常取締掛与力
○田沼意正　田沼意次の４男。水野忠友の養子
藤原時平　菅原道真を左遷に追い込んだときの中心人物
町村　満五郎の親方が庭を造った屋敷の主人
笹塚末女　笹塚孫一の母親
松平お稲　松平喜内の妻
水野忠友　老中
鑓兼参右衛門喜直　旧名伊丹荘次郎。第４１巻で磐音に斃されました
雄略天皇　菅原道真を湯島天満宮に奉祀する勅命を出しました
の１７名

第五章では
池内大吾　松平辰平の昔の遊び仲間
石出帯刀　牢奉行
和泉田代之助　内与力猫田金次郎が取り込んだ同心。無役
市橋種次郎　内与力猫田金次郎が取り込んだ見習い同心
おうめ　湯島天神下甘酒屋ふじくらの娘。松平辰平の女友達
鍵池三左　内与力猫田金次郎が取り込んだ同心
季助　尚武館の門番
佐沼万助　牢屋敷の小頭同心
太公望　呂尚。紀元前11世紀ごろの古代中国。周の軍師、後に斉の始祖。姓は姜、氏は呂
○中条兵庫助長秀　中条流流祖。三河挙母城主。足利義満の剣術指南役を務めました
戸口與右衛門　北町奉行曲渕家用人。北町奉行所内与力
猫田金次郎　北町奉行所内与力。以前牢屋敷で拷問蔵同心でした。中条流槍術。磐音に斃されました
長谷川宣以　日付盗賊改方。石川島に人足寄場を作りました
浜造　牢屋敷下男
牧野茂照　牧野成賢の父親。旗奉行
牧野成晴　牧野成賢の養父
山村良旺　信濃守。牧野成賢の後任の南町奉行
渡辺裕五郎　半年ほど佐々木道場門弟だった北町奉行所同心。猫田金次郎の仲間
の１８名　の計８８名でした。

第四十四巻に出てくる人物は　１４３名で　延べでは２５２名でした。
記録間違えもあるかもしれないので　２５２名くらいかな？　で許してください。

（０３０４３）
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