202．居眠り磐音 登場人物まとめ ４４：４８巻 20211005

さ－１９－５５ 居眠り磐音江戸双紙 第四十八巻 白鶴ノ紅 登場人物まとめ

テレビにつられて　佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音　江戸双紙」（双葉文庫）を読み出した　奥さんにつられて　僕も読み始めました。
奥さんと二人　「イワネ」にハマリました。
居眠り磐音 江戸双紙読本（さ－１９－２６）の１７６ページから１９１ページに　印象深い主な登場人物が　紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは　印象深くない　また　主でない　登場人物がかわいそうなので　各巻。各章に出てくる人達を　紹介します。
「決定版」が　文春文庫から出版されていますが　ここでは　「双葉文庫版」を底本とします。

第四十八巻 白鶴ノ紅は
第一章　輝信の迷い
第二章　八朔の雪
第三章　秋世の奉公
第四章　老中罷免
第五章　お代の還俗
で構成されています。

これらの章の　登場人物は　第一章から順に　６９名　５４名　６７名　６３名　６５名　でした。
登場人物まとめ ３８からは　まとめ方をちょっと変えて　姓名がちゃんと出ている　〇〇家とか　〇〇一派などの名前〇〇は記録することにしました。
紹介する順序は　出てくるのが多い順で　名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが　歴史上実在した人の前には　〇　を付けました。
名前の後に　簡単ですが　説明を加えました。

まず　第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
小田平助　戸田天信正流槍折れ。福岡藩郡奉行支配下芦屋洲口番の５男。尚武館客分。自称尚武館門番
神原辰之助　神原辰之助。神原主計の嫡男。小梅村尚武館坂崎道場住み込み門弟。
小林奈緒　 小林琴平の末妹。磐音の許嫁。白鶴太夫。浅草寺門前町に最上紅前田屋を開きました。
坂崎磐音　江戸にもどって小梅村の今津屋の寮に尚武館道場を開きました。
坂崎おこん　金兵衛の娘。坂崎磐音の妻
坂崎空也　磐音とおこんの嫡子。安永９年（１７８０）元旦に誕生。
重富利次郎　土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男。小梅村坂崎道場住み込み門弟。豊
後関前藩家臣となって雑賀霧子と祝言をあげました。
竹村早苗　竹村武左衛門長女。宮戸川の奉公から小梅村尚武館に戻りました。
竹村武左衛門　元伊勢津藩藤堂家家臣。磐音とは今津屋用心棒仲間。陸奥磐城平藩下屋敷門番になっています。
○田沼意次　老中。遠江相良藩主。
田丸輝信　直参旗本三男坊。小梅村坂崎道場住み込み門弟
中居半蔵　豊後関前藩江戸留守居役兼江戸家老代理
速水右近　速水右近。速水左近の次男。小梅村坂崎道場住み込み門弟
松浦弥助　元公儀隠密。霧子の師匠。
の１４名

第⼀章から第五章の中で４つの章に出てくるのは
季助（1235）　尚武館の門番
金兵衛（1245）　金兵衛長屋の大家。おこんの父親。どてらの金兵衛
内蔵助（1235）　奥州山形藩内の紅花商人。前田屋内蔵助。
雑賀霧子（1234）　元雑賀衆。小梅村坂崎道場住み込み門弟の一人。重富利次郎と祝言をあげました。
坂崎睦月（1245）　磐音とおこんの長女。天明３年（１７８３）１月１５日生まれ。
佐々木玲圓（1345）　直心影流道場主。磐音の養父。家基に殉じて自裁。
竹村秋世（2345）　竹村武左衛門次女。浅草寺門前町に最上紅前田屋に奉公に出ました。
鶴次郎（1245）　前田屋内蔵助と奈緒の次男。
○徳川家斉（1345）　徳川治済の長男。天明７年（１７８７）１１代将軍となります。
○徳川家治（1345）　徳川１０代将軍。
○一橋治済（1345）　御三卿一橋家。徳川家斉の実父。
○徳川吉宗（1345）　８代将軍。
白鶴（1234）　江戸吉原丁子屋での奈緒の源氏名。
福坂実高（2345）　豊後関前藩藩主。
○松平定信（1345）　陸奥白川藩松平家３代藩主。寛政の改革を実施。御三卿田安家初代徳川宗武の７男。徳川吉宗の孫。
由蔵（1234）　今津屋老分番頭
米内作左衛門（2345）　豊後関前藩江戸屋敷藩物産所勤務。尚武館新入門弟
の１７名
（　）内の数字は登場している章の番号です。（以下も同じです）

第⼀章から第五章の中で３つの章に出てくるのは
井伊直幸（345）　掃部頭。大老
お紅（125）　前田屋内蔵助と奈緒の長女。
亀之助（125）　前田屋内蔵助と奈緒の長男。この時６歳
小林琴平（124）　舞・奈緒の兄。上意打ちで磐音に斃されました。
坂崎正睦（345）　豊後関前藩国家老。磐音の父
○佐野善左衛門政言（145）　直参旗本。新番士。田沼意知に刃傷に及びました。
竹村勢津（235）　竹村武左衛門妻
○田沼意知（145）　田沼意知。田沼意次の子。若年寄。山城守。佐野善左衛門政言の刃傷を受け天明４年３月２６日未明死亡しました。
○徳川家基（125）　徳川家治の世子。宝暦１２年（１７６２）生まれ。享年２１歳。
○家康（125）　徳川家康。天正１８年（１５９０）江戸入り。慶長１１年（１６０６）江戸城本格工事
速水左近（135）　佐々木玲園剣友。佐々木玲園道場客人。大身旗本。三千石高。今津屋吉右衛門お佐紀仲人。奏者番。田沼意次失脚後隠居を申し出ました。
福坂お代（345）　福坂実高の妻
本所篠之助（235）　仙台堀の伊勢崎町にある紅花染工房の親方。当代は３代目篠之助
松平辰平（125）　松平喜内の次男。小梅村坂崎道場住み込み門弟。筑前福岡藩家臣となって箱崎屋お杏と祝言をあげました。
松平康福（345）　周防守。老中。田沼意次より先任。
水野忠友（345）　老中。
の１６名

第⼀章から第五章の中で２つの章に出てくるのは
伊勢喜半右衛門（23）　蔵前の札差。白鶴の上客でした。
磯村海蔵（14）　豊後関前藩江戸勤番若手藩士。小梅村坂崎道場門弟
一八（12）　吉原に出入りする女衒の一人。奈緒の江戸行きを助けます。○井上寛司（34）　田沼意次用人。
鵜飼百助（35）　刀剣研師。天神髭の百助。御家人小普請組。
お杏（12）　福岡箱崎屋次郎平の３女。松平辰平と祝言をあげました。
お佐紀（24）　小田原脇本陣小清水屋主人右七の次女。今津屋吉右衛門の後添え。
河出慎之輔（12）　豊後関前藩御先手組組頭。
河出舞（12）　河出慎之輔の妻（旧姓小林）。小林琴平の長妹。
吉右衛門（24）　両替商今津屋主人。
金剛寺吟五郎（34）　伊予生まれ。関口流。尚武館に来た道場破り。
坂崎照埜（45）　坂崎磐音の母親。
慈兵衛（23）　前田屋に関わりにあった紅花農家の主。京の紅花職人。
四郎兵衛（25）　吉原会所頭取。
薄田耶右衛門（23）　出羽国山形藩江戸家老。
高尾（23）　吉原三浦屋の花魁。三浦屋高尾。
竹村市造（35）　竹村武左衛門次男。
竹村修太郎（35）　竹村武左衛門長男。
○田安宗武（45）　徳川吉宗の次男。御三卿田安家初代。松平定信・種姫の実父。
籐子慈助（14）　豊後関前藩江戸勤番若手藩士。小梅村坂崎道場門弟。
速水杢之助（15）　速水左近の嫡男。小梅村坂崎道場門弟。
牧野貞長（45）　老中。
松平定邦（45）　白川藩主。松平定信の養父。
横田準松（35）　家治の御側御用取次。
依田鐘四郎（14）　磐音の兄弟子。依田お市と夫婦になりました。依田家婿養子。
の２５名

５つの章の内　１つの章のみに名前があるのは　第一章では

馬飼十三郎　尾張藩。馬飼籐八郎の実弟。
馬飼籐八郎　尾張藩藩道場門弟。馬飼籐八郎御番衆組頭。藩道場師範格。徳川尾張家御家流儀影ノ流。
お孝　内藤新宿の食売旅籠大久保屋の娘。
関羽　中国後漢末期、蜀漢の将軍。蜀漢の創始者である劉備に仕えました。
黒田敬高　筑前福岡藩江戸家老。
甲右衛門　内藤新宿の食売旅籠大久保屋主人。田丸次助が勤めています。
重富百太郎　土佐高知藩２０万石山内家家臣。重富利次郎の父。江戸藩邸近習目付。３７０石。
設楽小太郎　直参旗本２１５０石。小梅村坂崎道場門弟。
清水平四郎　坂崎磐音の偽名。小田原藩大久保家陪審の名前を借りました。
次郎平　筑前博多の大商人。９代目箱崎屋次郎平。
鈴木清兵衛　江戸起倒流。御鉄砲御箪笥奉行。
染谷源右衛門　享保９年（１７２４）印旛沼の開拓を提言。千葉郡平戸村在住。
竹腰忠親　尾張藩御付家老。両家年寄。山城守。今尾城主。
菊野　田丸輝左衛門の妻。田丸輝信の母。青蓮院流書道の師範。
輝左衛門　田丸輝左衛門。田丸輝信の父。直参旗本。
田丸輝之助　田丸輝左衛門の嫡男。田丸輝信の長兄。
張飛　中国後漢末期から三国時代の蜀の将軍、政治家。劉備の挙兵に当初から付き従った人物
恒柿智之助　木挽町江戸起倒流鈴木清兵衛道場元門弟。御家人次男。
籐子慈助　豊後関前藩江戸勤番若手藩士。小梅村坂崎道場門弟。
○徳川家綱　４代将軍。
○徳川綱吉　５代将軍。
三郎清定　尾州茶屋中島家の大番頭。尾州茶屋家当主の叔父。
本立耶之助　豊後関前藩大阪屋敷勤務。本立文五郎の甥。
宮村孫左衛門　千葉郡代官。田沼意次の命を受けて安永９年（１７８０）印旛沼・手賀沼の干拓を手掛けます。
の２４名

第二章では
○秋元永朝　山形藩藩主。譜代大名６万石。但馬守。
宇右衛門　吉原。大籬丁字屋楼主。
卜部ひな　卜部沐太郎忠道の孫娘．この章で磐音に斃されました。
おそめ　幸吉の幼なじみ。唐傘長屋住人。今津屋に奉公の後　縫泊屋江三郎親方に弟子入りをしました。
○北尾重政　絵師。須原屋三郎兵衛の長男。
幸吉　鰻採り名人。磐音の江戸暮しでの師匠。宮戸川へ奉公。小僧から職人になっています。
江三郎　呉服町の縫箔屋の親方。三代目。
○重三郎　吉原五十間道から日本橋通油町に移転。地本問屋蔦屋主人。
庄右衛門　吉原三浦屋主人。
高橋　元禄時代の太夫。
の１０名

第三章では
稲葉諒三郎　豊後関前藩家臣。藩物産所組頭。
大八木伝庵　奥医師。
○織田信長　天正１０年（１５８２）４月３日恵林寺を火攻めしています。
桂川桜子　因幡鳥取藩織田宇多右衛門息女。桂川甫周の妻女になりました。
○桂川甫周国瑞　御典医。桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげました。
諫蔵　浅草諏訪町の紅屋。
河野仙寿院　奥医師。
坂崎遼次郎　井筒洸之進次男。小梅村坂崎道場門弟。坂崎家へ養子に入りました。
佐々木おえい　佐々木玲園内儀。玲圓とともに自裁。
品川柳次郎　御家人品川清兵衛次男。磐音と今津屋用心棒仲間。お有と所帯を持ちました。
十右衛門　鎌倉河岸にある酒問屋豊島屋主人。
玉井香太郎　江戸の紅屋の老舗。麹町５丁目。
玉喜善太郎　江戸の紅屋の老舗。本町２丁目。
西尾忠移　田沼意次娘婿。奏者番。
梅龍軒一宇斎　本心鏡智流槍術。田沼意次が御近習衆に登用しました。
日向陶庵　町医師。
古内隆　豊後関前藩家臣。小梅村坂崎道場新入門弟。
松平信志　水野忠友の実弟。直参旗本５０００石。
丸目鎌截　タイ捨流剣術奧伝。
米内光由　米内作左衛門の父。正睦の釣りの師匠。
若林敬順　町医師。
の２１名

第四章では
朝倉一右衛門　鈴木清兵衛道場客分。朝倉兄弟長男。豊前神刀流。
雨知　中和流槍術。田沼意知の元用人に雇われた刺客の一人。
岩本政利　大目付。
お香奈　小田原脇本陣小清水屋主人右七の長女。大塚左門と駆け落ちをしました。
千賀道隆　奥医師。法眼。西の丸御医師の一員。神田橋のお部屋様（おすな）の仮親。
館林豹左衛門　坂崎磐音への刺客。千古一刀流。
○田沼意正　田沼意次の４男。水野忠友の養子。
箱崎泉水　坂崎磐音への刺客。千古一刀流。
○北条泰時　鎌倉幕府３代執権。朝比奈切通し整備を命じました。
堀長政　田沼意次の名代。
本多正珍　宝暦８年（１７５８）老中罷免されました。
松平乗邑　延享２年（１７４５）吉宗に老中を罷免されました。
○三浦庄司　田沼意次腹心で用人。備後福山藩領の庄屋の息子。
夢窓疎石　禅僧。嘉暦２年（１３２７）鎌倉瑞泉寺を開山。
若林　磐音を襲った刺客の一人。
の１５名

第五章では
○覚山志道尼　鎌倉尼五山第二位松岡山東慶寺を開山。鎌倉幕府の第8代執権北条時宗の正室。
木下一郎太　南町定廻り同心。
○心越　心越禅師。明の僧侶。
清澄尼　鎌倉尼五山第二位松岡山東慶寺五世。
たえ　浅草寺門前町の最上紅前田屋に通い奉公している小女。浅草田原町の大工の次女。
竹蔵　地蔵の竹蔵。御用聞き。地蔵蕎麦の亭主。
俊次　福坂俊次。豊後日出藩木下家分家立石領５０００石領主の弟。福坂実高の養子。尚武館道場の弟子。１１３ｐに姓名がでる。
○北条貞時　鎌倉幕府第９代執権。鎌倉尼五山第二位松岡山東慶寺を開基。[wiki:北条 貞時（ほうじょう さだとき）は、鎌倉時代後期の北条氏一門の武将。北条氏得宗家当主、鎌倉幕府第9代執権（在職：弘安7年（1284年） - 正安3年（1301年））。第8代執権。北条時宗の嫡男。母は安達義景の娘。堀内殿（覚山尼）。]。
松本秀持　勘定奉行。田沼意次の腹心。
道　武蔵国六浦の網元の女房。お代と同じ時期東慶寺にいました。
徳川光圀　常陸水戸藩の第２代藩主。水戸黄門。徳川家康の孫。儒学を奨励し、彰考館を設けて『大日本史』を編纂し、水戸学の基礎をつくりました。
文殊大士　鎌倉建長寺の聖僧文殊菩薩像のこと。
の１２名で　計８２名でした。

第四十八巻に出てくる人物は　１５４名で　延べでは３１８名でした。
第五章で 文殊大士を　数えていますので　「人物ではない」とすれば　１名減ります。
記録間違えもあるかもしれないので　３１７～３１８名くらいかな？　で許してください。

（０３３２４）
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