160.あの場所は今 3 「今津屋」 20201108
居眠り磐音 江戸双紙 「あの場所は今」 3
「今津屋」
第1巻 陽炎ノ辻 第2章 暗雲広小路 85p(双葉文庫版)(文春文庫版では90p)に
金兵衛が 「両国西広小路に、今津屋吉右衛門様が両替商の分銅看板を掲げておいでになる。」と言っています。
また 88p(双葉文庫版)(文春文庫版では93p)には 米沢町の角に堂々たる店構えを見せる今津屋の前に辿りついた。 とあります。
吉田喜久雄氏の労作「磐音ゆかりの地図」は以下のように描かれています。
明和8年(1771)の「分間江戸大絵図」の両国橋西広小路と米沢町です。
この地図によると米沢町は西から東へ1丁目から3丁目がありますが 吉田氏の絵図からは2丁目に当たるでしょうか?
この場所の「今」を あれこれ考えると 「産業会館通り」の南側沿いになるのでは? と思っています。
次の写真の自動車が止まっているところ手前からそこそこの間口を持って「今津屋」があったと思います。
当時は 道路の右側は 西広小路で 建物はありませんでした。
写真下辺の道路は「浜町河岸通り」になります。
ちなみに G.の距離測によると 金兵衛長屋から今津屋までは 両国橋東詰経由で 約1.6km 徒歩で21分程度の距離になるようです。
次回は 「神保小路」の「直心影流佐々木玲圓道場」の今 ですかね。
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