171.あの場所は今 10「船宿・川清」 20210131
居眠り磐音 江戸双紙 「あの場所は今」 10
「船宿・川清」
磐音が今津津屋と関わりを持ってから江戸の水運利用で何かと世話になっている船宿です。
船頭の小吉とは特に昵懇の仲となっています。
川清が最初に出てくるのは
第6巻 雨降ノ山 第1章 隅田川花火船 52p で
由蔵が新三郎に許しを与え、その足で三人は店前の船宿川清に行き、明日の宵乗る猪牙舟の前で船頭と顔合わせをした。
とあるので 両国橋西広小路の北側になります。
また同じ章の59pには
二人は昼餉を食べ終わると、柳橋際の船宿川清の裏手の船着場に横付けされた
神田一丸を調べに行った。
と書かれています。
吉田喜久雄さんの労作「『居眠り磐音』江戸地図」では 今津屋と川清の間に 町屋が建っているようになっていますから 「店前」というにはチョット、・・・、まいいや。
今の柳橋にも 名前は違いますが(当たり前か!) 船宿があります。
上の写真は柳橋際神田川の岸にある船宿で 川清もこのようなところから 船に乗り降りしたのかな? と思えるところで いい感じです。
下の写真は 上の場所を柳橋北詰近く神田川の上から 眺めたところです。
川清の宿本体は 船着き場の南側にある 今ではビル二棟のところと言えるかと思っています。
船宿「小松屋」さん 残っていてくれて ありがとう! って気持ちです。
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