居眠り磐音・自問自答

「あれこれ」書きたいのですが、・・・、たぶん、・・・、ずっと「居眠り磐音」一辺倒!

178.居眠り磐音 登場人物まとめ 23:27巻 20210318

居眠り磐音江戸双紙 27 石榴ノ蠅(さ-19-29)登場人物 まとめ

途中で 「あの場所は今」を割り込ませたりしていますが 51巻までまとめないと 気持ちが悪いので 不定期に載せていきます。

テレビにつられて 佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」双葉文庫)を読み出した 奥さんにつられて 僕も読み始めました。

さ-19-26 居眠り磐音江戸双紙読本 の176ページから191ページに 印象深い主な登場人物が 紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは 印象深くない また 主でない 登場人物がかわいそうなので 各巻 各章に出てくる人達を 紹介します。

なぜかはわかりませんが 「決定版」が 文春文庫から出版されていますが ここでは 「双葉文庫」を底本とします。

第二十七巻 石榴ノ蠅 は
第一章 紅板
第二章 利次郎の迷い
第三章 霧子の存在
第四章 二寸二分の見切り
第五章 お忍び船行
で構成されています。

これらの章の 登場人物は 第一章から順に 41名、38名、51名、47名、41名です。
〇〇家などの名前〇〇は 省略したりしているので 「名前」とすると もう少し増えるかもしれませんが 大目に見てください。

紹介する順序は 出てくるのが多い順で 名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが 歴史上実在した人の前には 〇 を付けました。
名前の後に 簡単ですが 説明を加えました。

まず 第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
霧子 元雑賀衆。佐々木道場住み込み門弟の一人
佐々木磐音 坂崎磐音。佐々木玲園の養子になる。
佐々木おこん 金兵衛の娘。佐々木磐音と祝言をあげる
佐々木玲圓 直心影流道場主
重富利次郎 土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男。佐々木玲園道場住み込み門弟
依田鐘四郎 磐音の兄弟子。本多鐘四郎。佐々木道場の住込み師範。依田お市と夫婦になる。依田家婿養子。西の丸近習衆
の6名

4つの章に出てくるのは
大村源四郎(1234)常陸麻生藩当代藩主新庄直規の近習
品川柳次郎(1235)御家人品川家当主。若年寄支配小普請組三組所属70俵5人扶持。今津屋用心棒仲間
曽我慶一郎(1234)伊予松平家家臣近習。尚武館門弟
田丸輝信(1345)直参旗本三男坊。佐々木玲園道場門弟
徳川家基(1345)徳川家治の世子。宝暦12年(1762)生まれ。竹千代
速水左近(1345)佐々木玲園剣友。佐々木玲園道場客人。御側衆。大身旗本。三千石高。今津屋吉右衛門お佐紀仲人
の6名
( )内の数字は登場している章の番号です。

3つの章に出てくるのは
井筒遼次郎(124)井筒洸之進次男。坂崎家への養子入りが決まっている。佐々木玲園道場門弟
鵜飼百助(345)刀剣研師。天神髭の百助。御家人小普請組
桂川甫周国瑞(345)御典医桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげた
神原辰之助(235)神原主計の嫡男。尚武館門弟
幸吉(345)鰻採り名人。磐音の江戸暮しでの師匠。宮戸川へ奉公
奈緒(125)小林琴平の末妹。磐音の許嫁。白鶴太夫。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいる
佐々木おえい(145)佐々木玲園内儀
新庄直規(234)常陸麻生藩11代藩主。1万石。駿河守。安永元年(1772)から藩主となる。27歳
竹村早苗(135)竹村武左衛門長女。尚武館へ奉公に入りました
竹村武左衛門(125)元伊勢。津藩藤堂家家臣。今津屋用心棒仲間
田沼意次(135)老中。遠江相良藩
鉄五郎(345)鰻蒲焼き宮戸川親方
徳川家治(134)十代将軍
菱沼左馬輔(125)初実剣理法一流。常陸麻生藩用人垣田丁五郎に雇われた用心棒
松平辰平(134)松平喜内の次男。佐々木玲園道場門弟
弥助(345)公儀隠密。霧子の師匠。薬売りや肉の仕替え屋に扮しています。
由蔵(125)今津屋老分番頭
の17名

2つの章に出てくるのは
秋元永朝(14)山形藩藩主。譜代大名6万石。御奏者番
お佐紀(12)両替商今津屋内儀
おさよ(34)鉄五郎の女房。宮戸川女将
おせん(24)地蔵の竹蔵の女房
桂川桜子(35)因幡鳥取藩織田宇多右衛門息女。桂川甫周国瑞と祝言をあげました
季助(15)尚武館の門番
木下一郎太(24)南町奉行所定廻り同心
金兵衛(25)金兵衛長屋の大家。おこんの父親。どてらの金兵衛
内蔵助(12)奥州山形藩内の紅花商人。前田屋内蔵助。奈緒の夫
小吉(45)船宿川清の船頭
笹塚孫一(24)南町奉行所年番方与力
品川幾代(25)品川柳次郎母親
新庄直照(34)常陸麻生藩新庄家別家
園八(12)吉原会所の若い衆。千次の兄貴分
竹蔵(24)地蔵の竹蔵。御用聞き。地蔵蕎麦の亭主
竹村勢津(25)竹村武左衛門妻
ツュンベリー(34)医師。植物学者
広瀬淳一郎(24)佐々木玲園道場門弟。丹波亀山藩松平家家臣
平造(24)野州無宿。竜神の平造。熊谷宿の上州屋平蔵と名乗りました
柳沢(34)越後黒川藩1万石藩主。摂津守。下屋敷が平造の賭場になっていました
米三(24)竜神の平造の盟友。越後黒川藩下屋敷の中間頭
の21名

5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第一章では
一太郎 今津屋吉兵衛。お佐紀嫡男
今枝佐仲良臺 初実剣理法一流の創始者。正保3年(1646)伯耆倉吉生まれ
今枝良邑 初実剣理法一流の後継者
海野正三郎 丹波亀山藩松平家家臣
久保村双葉 久保村光右衛門実親。山形藩秋元家の元年寄。双葉と号しています
四郎兵衛 吉原会所頭分
千次 吉原会所の若い衆。19歳
舘野桂太郎 山形藩主席家老舘野十郎兵衛忠有の嫡男。無外流と林崎夢想流居合いの達人。磐音に斃されました
永井 摂津高槻藩藩主。日向守。今枝佐仲良臺が一時仕えました
白鶴 小林奈緒。小林琴平の末妹。磐音の許嫁。白鶴太夫。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいます
彦左衛門 福島城下飛脚問屋島屋から紹介された山形の旅籠最上屋8代目の主人
宮松 今津屋小僧
宮本武蔵 二宮本武蔵玄信。天一流の開祖
最上義光 最上山形藩最上家藩主。紅花文書を初めに取り交わしました
の14名

第二章では2
卯助 本石町の三河屋与兵衛方の番頭
吉右衛門 両替商今津屋主人
椎葉お有 品川柳次郎の幼馴染み。椎葉弥五郎の長女
新庄直規 常陸麻生藩1万石。駿河
鈴木一郎平 越前大野藩4万石土井家家臣御番組。24歳
竹村秋世 竹村武左衛門次女
竹村市造 竹村武左衛門次男
竹村修太郎 竹村武左衛門長男
万三郎 菱沼左馬輔等5人組の一人
柳沢 越後黒川藩1万石藩主。摂津守
の10名

第三章では
犬塚主水 直参旗本。両国橋で大八車に因縁をつけた
おせき 宮戸川下職。鰻割き次平の娘
おもと 宮戸川の店女中
垣田丁五郎 常陸麻生藩新庄家別家用人
桔梗善之助 播磨姫路藩酒井家家臣。藩主雅楽頭近習
木下利忠 常陸麻生藩当代藩主の正室の父親。足守藩
雑賀泰造日根八 田沼意次支配隠密下忍集団雑賀衆総頭。四方泰流
佐久間安政 常陸麻生藩4代藩主新庄直好の正室の父親
次平 宮戸川下職。鰻割き。この巻第3章で宮戸川をやめました
新庄直定 常陸麻生藩2代藩主。27317石
新庄直時 延宝2年(1674)常陸麻生藩義弟直矩から7000石を分与。後に6代藩主となりました
新庄直房 常陸麻生藩2代藩主直定の弟。3000石を分与
新庄直光 常陸麻生藩新庄家別家新庄直照の息子
新庄直好 常陸麻生藩3代藩主。甥の直時を4代としました
新庄直頼 慶長9年(1604)摂津高槻城主から常陸麻生藩30317石に封入
総次郎 宮戸川で居直り強盗を企てた武芸者
園部権兵衛 因幡鳥取城下道場主。因州小太刀一流。桜子が学んでいます
田沼意知 田沼意次の子
輝吉 桜餅屋大黒屋の女将おかよの亭主
歳三 宮戸川で居直り強盗を企てた武芸者
松吉 宮戸川下職。鰻割き
山口弘長 常陸麻生藩当代藩主の継室の父親。牛久藩
の22名

第四章では
お蝶 船宿川清の女将
音次 御用聞き地蔵の竹蔵の手先
勝太郎 竜神の平造の一の子分。赤っ鼻の勝太郎。
耕右衛門 船宿川清の主人。7代目
五助 竜神の平造の賭場仲間。半目の五助
瀬上菊五郎 北町奉行所与力
菊乃 瀬上菊五郎の次女。木下一郎太の幼馴染み。三歳下
東吉 木下一郎太配下の小者
豊織省太郎 麹町の旗本。菊乃の夫
長谷川蓑之助 元御家人。元小十人組。上方から手配書が来ています
広瀬伯堂 広瀬淳一郎の伯父。小野派一刀流の剣術家
水戸小次郎厚胤 本名正吉。中間頭。武家を騙った.磐音に斃されました
村井兵衛 下総佐倉藩堀田家家中小姓組
の14名

第五章では
赤山六兵衛理孝 田沼家に雇われた剣術家。中条家流
お艶 両替商今津屋主人吉右衛門の妻
おかよ 長命寺門前の桜餅屋大黒屋の女将。
お葉 田沼意次密偵。園田高晃を籠絡
きよ 三味線。端唄の女師匠。文字きよ
久世 下総関宿藩藩主。大和守
さえ 高崎にいる園田高晃の許嫁
三枝隆之輔 徳川家基の近習
園田高晃 桂川家住み込み門弟。見習い医師
徳川家康 天正18年(1590)江戸入封
徳川吉宗 8代将軍。宝暦元年(1751)死亡
中戸信継 神伝一刀流。豊後関前での坂崎磐音の剣術師匠
の12名

計72名でした

 


(02077)
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177.あの場所は今 13「鵜飼百助邸」 20210311

居眠り磐音 江戸双紙 「あの場所は今」 13
「鵜飼百助邸」

「鵜飼百助邸」の場所は
居眠り磐音江戸双紙-10-朝虹ノ島-第2章-夜風地引河岸-p73~p74(決定版ではp76~p77) に
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 その屋敷は北と南の割下水のほば中間、地蔵の竹蔵が蕎麦屋を営む法恩寺橋か
 らまっすぐ西に下った吉岡町の裏通りにあった。
 通用ロの戸の内側には貧乏徳利をぶら下げて重し代わりとし、門番がいなくて
 もその重みで自然に閉じられる仕組みになっていた。
 そんな御家人の家の戸口に、
 「刀剣研師 鵜飼百助」
 と書かれた木札が打ち付けられていた。
 「御免くだされ」
 坂崎磐音は包平片手に提げて通用口を潜り、敷地の中で呼びかけた。
 森閑とした屋敷の一角から規則正しい物音がした。
 砥石の上を刃物が往復する音だ。
 磐音はしばし鵜飼邸の敷地を見回した。
 品川柳次郎の屋敷とほほ同じ広さの敷地ながら、鵜飼邸には鬱蒼とした庭が広
 がり、濃い緑がさわさわとした風に煽られていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
とあります。

イワネの著者・佐伯泰英がひたすら見詰めた「古い地図」がいつのものなのか わからないので ???な部分が多いのですが 吉⽥喜久雄さんの労作「『居眠り磐音』江⼾地図」を頼りに 鵜飼邸のあった場所を 推測しました。

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たぶん 墨田区石原4丁目35-16 あたりになるでしょうか? ・・・、そこにします。

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『品川柳次郎の屋敷とほほ同じ広さの敷地ながら』 とあるので 探してみると

居眠り磐音江戸双紙-03-花芒ノ海-第1章-深川夏出開帳-8p(決定版では14p)に
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この朝、磐音は宮戸川の仕事の帰りに、貧乏御家人の次男坊、品川柳次郎を北
 割下水の拝領屋敷に訪ねた。
 拝領屋敷といえば聞こえがいいが、何十年と手人れもされていない壊れかけた
 屋敷だ。それでも御家人のこと、敷地は二百坪ほどの広さがあった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
とあって 今から見ると そこそこ、・・・、いや かなりの広さだな と思います。

200坪の敷地の 間口と奥行きはどのくらいなのか。
間口と奥行きの長さの割合は 1:2か 1:3くらいでしょうか。
1:2なら 間口10間 奥行き20間 1:3なら 間口8間強 奥行き25間弱。
メートル換算すると 10間は18m 8間は14.4m 
今から見れば 広い間口です。

と言うことで 行ってきました。 

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今になって考えてみると ビルの奥の瓦屋根の家から奥の方が 鵜飼邸かもと思っています。

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 しっかりした塀の中に 屋根付き門のある家 鵜飼邸もこんな感じだったのかと思います。

 

Gの距離測によると

神保小路の佐々木玲圓道場からは 5.2km 徒歩1時間9分

金兵衛長屋からは 2.8km 徒歩37分

今津屋からは 2.3km 徒歩31分

になるようです。

 

 


 (02020)
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176.居眠り磐音 登場人物まとめ22:26巻 20210306

居眠り磐音江戸双紙 26 紅花ノ邨 登場人物 まとめ

テレビにつられて 佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」(双葉文庫)を読み出した 奥さんにつられて 僕も読み始めました。
さ-19-26 居眠り磐音江戸双紙読本 の176ページから191ページに 印象深い主な登場人物が 紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは 印象深くない また 主でない 登場人物がかわいそうなので 各巻 各章に出てくる人達を 紹介します。

なぜかはわかりませんが 「決定版」が 文春文庫から出版されていますが ここでは 「双葉文庫」を底本とします。

第26巻 紅花ノ邨 は
第一章 老いた鶯
第二章 夜旅の峠
第三章 花摘む娘
第四章 籾蔵辻の変
第五章 半夏一ツ咲き
で構成されています。

これらの章の 登場人物は 第一章から順に 43名、38名、27名、34名、39名です。
〇〇家などの名前〇〇は 省略したりしているので 「名前」とすると もう少し増えるかもしれませんが 大目に見てください。

紹介する順序は 出てくるのが多い順で 名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが 歴史上実在した人の前には 〇 を付けました。
名前の後に 簡単ですが 説明を加えました。

まず 第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
○秋元永朝(12345) 山形藩藩主。譜代大名6万石
小林奈緒(12345) 小林琴平の末妹・磐音の許嫁・白鶴太夫。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁ぎました
佐々木磐音(12345) 坂崎磐音。佐々木玲園の養子になっています
の3名でした。

5章の内 4つの章に名前がでてくるのは
○秋元凉朝(1345) 山形藩秋元家初代藩主。壱岐守。西の丸老中・老中を歴任。戒名化城院殿休凉朝大居士
内蔵助(1345) 奥州山形藩内の紅花商人・前田屋内蔵助・奈緒の夫
おこん(1245) 金兵衛の娘。速水左近の養女になり 佐々木磐音と祝言をあげました
玲圓(1234) 佐々木玲圓。直心影流道場主
千次(1235) 吉原会所の若い衆。19歳
園八(1235) 吉原会所の若い衆。千次の兄貴分
速水左近(1245) 佐々木玲園道場客人・御側衆・大身旗本・三千石高・今津屋吉右衛門お佐紀の仲人
播磨屋三九郎(1345) 山形藩勘定物産方紅花奉行
の8名でした。
( )内の数字は登場している章の番号です。

5章の内 3つの章に名前がでてくるのは
銀蔵(235) 山形城下の紅花商人奥羽屋徳兵衛の番頭
久保村光右衛門実親(134) 山形藩秋元家の元年寄。双葉と号しています
おえい(124) 佐々木玲園内儀
重富利次郎(145) 土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男・佐々木玲園道場住み込み門弟
早苗(124) 竹村武左衛門長女。尚武館へ奉公に入っている
舘野桂太郎(345) 山形藩主席家老舘野十郎兵衛忠有の嫡男。無外流と林崎夢想流居合いの達人.磐音に斃されました(326p)
舘野十郎兵衛忠有(345) 山形藩主席家老
徳川家基(134) 徳川家治の世子・宝暦12年(1762)生まれ
徳兵衛(235) 山形城下の紅花商人奥羽屋主人
最上義光(345) 最上山形藩最上家藩主。紅花文書を初めに取り交わしています
の10名でした。

5章の内 3つの章に名前がでてくるのは
河出慎之輔(15) 御先手組組頭
舞(15) 河出慎之輔の妻(旧姓小林)・小林琴平の長妹
季助(24) 尚武館の門番
喜多仲平蔵(12) 飛脚問屋島屋に胴乱を奪いに来た浪人の一人
金兵衛(12) 金兵衛長屋の大家・おこんの父親・どてらの金兵衛
琴平(15) 小林琴平。舞・奈緒の兄
酒井弥太夫(45) 山形藩目付
重守九策(45) 山形藩先手頭
竹村武左衛門(12) 元伊勢・津藩藤堂家家臣・今津屋用心棒仲間
田沼意次(14) 老中・遠江相良藩
鶴吉(14) 花川戸の三味線造り三味芳四代目芳造の次男。三味芳六代目。浅草聖天町に店を持ちました
照埜(13) 坂崎磐音の母親。
徳川家治。(14) 第十代将軍
中川淳庵(25) 若狭小浜藩士・蘭方医・本名玄鱗
野崎(45) 野崎米次郎。山形藩勘定蔵方手代
松尾芭蕉(25) 俳人 
宗村創兵衛(45) 山形藩町奉行
村井雪之丞(35) 国家老舘野十郎兵衛忠有の家来。舘野桂太郎の腰巾着
の18名でした。

5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第一章では
石動 飛脚問屋島屋に胴乱を奪いに来た浪人の一人
板倉勝長 福島藩板倉家八代藩主。内膳正。3万石
今戸永助 出羽山形藩藩士。佐々木玲園道場住み込み門弟
梅蔵 飛脚問屋島屋番頭
おこね 鶴吉の女房
おしず 豆造の母親・角町の新亀楽に身売り・里名静川
久右衛門 奥州山形藩内の紅花商前田屋の番頭
弓七 鍛冶職人
坂崎帯刀 磐音の祖父
佐古七 飛脚問屋島屋主人
四郎兵衛 吉原会所頭分
曽我慶一郎 伊予松平家家臣近習。尚武館門弟。入門4年目
豊臣秀吉 太閤
白鶴 小林奈緒の吉原での源氏名。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいます
本多忠国 福島藩初代藩主
森田次信 福島藩町奉行所同心
依田鐘四郎 磐音の兄弟子。本多鐘四郎。依田お市と夫婦になる。依田家婿養子。西の丸近習衆
の17名

第二章では
芦野風太郎 山形城下の紅花商人奥羽屋の番頭が雇った用心棒。李原の義弟
一太郎 今津屋吉兵衛・お佐紀嫡男
お佐紀 両替商今津屋内儀
おそめ 幸吉の幼なじみ・唐傘長屋住人・今津屋に奉公していた・縫泊屋江三郎親方に弟子入りをしました
おはつ おそめの妹・おそめの後を受けて今津屋に奉公
吉右衛門 両替商今津屋主人
幸吉 鰻採り名人・磐音の江戸暮しでの師匠・宮戸川へ奉公
江三郎 呉服町の縫箔屋の親方・三代目
椎葉お有 品川柳次郎の幼馴染み・椎葉弥五郎の長女
幾代 品川柳次郎母親
品川柳次郎 御家人品川家当主・若年寄支配小普請組三組所属70俵5人扶持。今津屋用心棒仲間
鈴木幹山竹虎 七ヶ宿街道金山峠の野伏の頭目.磐音に斃されました
修太郎 竹村武左衛門長男
勢津 竹村武左衛門妻
鉄五郎 鰻蒲焼き 宮戸川親方
松平信享 上山城4代城主。譜代大名。3万石
宮松 今津屋小僧
李原 山形城下の紅花商人奥羽屋の番頭が雇った用心棒
由蔵 今津屋老分番頭
林蔵 今津屋筆頭支配人
の20名

第三章では
宇吉 山形の旅籠最上屋の番頭
大石内蔵助 
小野田 長源寺境内を見張っていた浪人の一人
玄拳 長源寺の和尚
鷺田 長源寺境内を見張っていた浪人の一人。5人の仲間の頭分
庄五 前田屋の女中を見張っている山形藩藩士
高野 奥州山形藩内の紅花問屋前田屋を見張る役人
早蔵 奥州山形藩内の紅花商人・前田屋の一番番頭
彦左衛門 福島城下飛脚問屋島屋から紹介された山形の旅籠最上屋8代目の主人
の9名


第四章では
梅 三味線・端唄の女師匠文字きよの母親。文字梅
金子朋太郎 山形藩郡方手代
きよ 三味線・端唄の女師匠。文字きよ
新造 旗本500石井戸家の飯炊き。井戸家は神保小路の一番西口にある。
鈴木恒男 山形藩寺社奉行支配下
福坂福坂 豊後関前藩藩主
真嶋草鬼齊釜直 鹿島新陰流。家老の私兵集団藩政刷新組の頭分.磐音に斃されました(260p)
の7名

第五章では
円仁 最上33観音第一番札所若松寺を整備した立石寺の開祖
桂川甫周国瑞 御典医桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげた
久保村双葉 久保村光右衛門実親。山形藩秋元家の元年寄。号を双葉とした
香田義右衛門 山形藩中老格年寄
土屋作左衛門 土屋紅風の本名。桃李尼等の句仲間。大石田河岸在住
泰伯 山形藩医師
土屋紅風 桃李尼等の句仲間。大石田河岸在住。土屋作左衛門
津森民蔵 山形藩藩道場剣術指南.磐音に斃されました(310p)
桃李尼 堀田正虎ゆかりの尼寺清月院の庵主
戸沢 前田屋を警固している勘定物産方藩士
冬木千早 山形藩藩道場師範.磐音に斃されました(311p)
堀田正虎 秋元山形藩の2代前の藩主
松村法伯 前田屋内蔵助を治療した南蛮医学医
の13名でした

 

 

 

 (01999)
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175.あの場所は今 12「地蔵蕎麦」 20210227

居眠り磐音 江戸双紙 「あの場所は今」 12
「地蔵蕎麦」

「地蔵蕎麦」の場所がわかるのは
第5巻 龍天ノ門 第4章 危機海辺新田 246p(決定版では248p)で
---------------------
 両国橋を抜けると東広小路の賑(にぎ)わいを見ながら、竪川に沿って北辻橋まで行き、横川へと入った。
 江戸の内海に人った弁才船から積みかえられた、藍玉(あいだま)などを載せた荷足舟が往来する横川を北へ向かい、長崎橋を過ぎると次が法恩寺橋だ。
 その東の橋詰に地蔵様が鎮座して、赤い衣を着せられていた。
 一郎太は、その地蔵の前にある小体(こてい)の蕎麦屋、地蔵蕎麦の店に入っていった。
 表ロは横川ではなく、横手の辻に開いていて、そのせいか店の佇まいはひっそりとしていた。
 だが、店の中は船頭や人足などで込み合っていた。
---------------------
とあります。

その前
第5巻 龍天ノ門 第4章 危機海辺新田 244p(決定版では246p)に
---------------------
 「現伯の屋敷が松倉町、妾の家が四ッ目近くなれば、地蔵の家をわれらの連絡(つなぎ)場戸といたせ」
---------------------
とあったり

居眠り磐音江戸双紙-05-龍天ノ門-第4章-危機海辺新田 245p~246p(決定版では247p)に
---------------------
 「本所の法恩寺橋近くに地蔵の竹蔵(たけぞう)と呼ばれる十手持ちがおります。まずはそこへ顔を出しますか」
 一郎太が磐音を誘った。笹塚が地蔵の家を連絡場所にせよと命じたのは御用聞きの家か。
---------------------
とあったりして 地蔵の家が 地蔵の竹蔵の家で 地蔵蕎麦なのがわかります。

地蔵蕎麦が 法恩寺橋の東詰めにあるのはわかるのですが 橋を通る道の北側にあるのか南側にあるのかがわかりません。

吉田喜久雄さんの労作「『居眠り磐音』江戸地図」には 東詰めの南側にあるように描かれています。

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吉田さんの地図に従うと 地蔵蕎麦の今は 次の地図の「16」あたりになります。

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そこで 行ってきました。

次の写真は 法恩寺橋東詰めの南にのびる河岸路の角から撮った「地蔵蕎麦」です。
店の入り口は 写真の自動車が置いてある面ではなく階段のある面となります。

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また 東詰め北角から撮ったのが 次の写真です、 

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道幅が 磐音の時代とは ずいぶんと違うはずですから あくまでも相対的位置となります。

 

Gの距離測では 金兵衛長屋から地蔵蕎麦までは 2.9km 徒歩38分だそうです。

 

 

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174.居眠り磐音 登場人物まとめ21:25巻 20210220

居眠り磐音江戸双紙 25 白桐ノ夢(さ-19-27)登場人物 まとめ

「あの場所は今」を紹介し始めて お休みしてましたが 51巻まで まとめないと気持ちが悪いので 不定期に載せていきます。

テレビにつられて 佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」双葉文庫)を読み出した 奥さんにつられて 僕も読み始めました。
さ-19-26 居眠り磐音江戸双紙読本 の176ページから191ページに 印象深い主な登場人物が 紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは 印象深くない また 主でない 登場人物がかわいそうなので 各巻 各章に出てくる人達を 紹介します。

なぜかはわかりませんが 「決定版」が 文春文庫から出版されていますが ここでは 「双葉文庫」を底本とします。

第二十五巻 白桐ノ夢 は
第一章 殴られ屋
第二章 鰻の出前
第三章 武左右衞門の哀しみ
第四章 西の丸の怪
第五章 穏田村の戦い
で構成されています。

これらの章の 登場人物は 第一章から順に 47名、36名、37名、49名、41名です。
〇〇家などの名前〇〇は 省略したりしているので 「名前」とすると もう少し増えるかもしれませんが 大目に見てください。

紹介する順序は 出てくるのが多い順で 名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが 歴史上実在した人の前には 〇 を付けました。
名前の後に 簡単ですが 説明を加えました。

まず 第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
桂川甫周 桂川甫周国瑞。御典医桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげました。
坂崎磐音 豊後関前藩国家老坂崎正睦の嫡男。佐々木玲園の養子になっておこんと祝言をあげました。
おえい 佐々木おえい。佐々木玲園内儀
おこん 金兵衛の娘。徳川家治側用人速水左近の養女になった後、佐々木磐音と祝言をあげました。
佐々木玲圓 直心影流道場主。山田平左衛門光徳一風斎の直弟子。長沼四郎左衛門徳郷と兄弟弟子。磐音の養父となりました。
椎葉お有 品川柳次郎の幼馴染み。椎葉弥五郎の長女。
重富利次郎 土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男。佐々木玲園道場住み込み門弟
品川柳次郎 御家人品川家当主。若年寄支配小普請組三組所属70俵5人扶持。磐音とは今津屋用心棒仲間
速水左近 佐々木玲園剣友。佐々木玲園道場客人。御側衆。大身旗本。三千石高。今津屋吉右衛門お佐紀仲人。おこんの養父
向田源兵衛 向田源兵衛高利。殴られ屋。間宮一刀流。古武道奥山流。我儘勝手流
依田鐘四郎 佐々木玲圓道場の磐音の兄弟子。依田お市と夫婦になりました。依田家婿養子。西の丸近習衆
の11名でした。

5章の内 4つの章に名前がでてくるのは
井筒遼次郎(1245) 井筒洸之進次男。坂崎家への養子入りが決まっています。佐々木玲園道場門弟
銀五郎(1345) 佐々木道場を改築した大工の頭領
小吉(1234) 船宿川清の船頭
鉄五郎(1234) 鰻蒲焼き宮戸川親方
徳川家基(1245) 徳川家治の世子
の5名です。
( )内の数字は登場している章の番号です。

5章の内 3つの章に名前がでてくるのは
一太郎(134) 今津屋吉兵衛。お佐紀嫡男
おはつ(134) おそめの妹。おそめの後を受けて今津屋に奉公
桜子(124) 桂川桜子。因幡鳥取藩織田宇多右衛門息女。桂川甫周の妻女になりました。
季助(135) 尚武館の門番
霧子(145) 元雑賀衆。佐々木道場住み込み門弟の一人
金兵衛(134) 金兵衛長屋の大家。おこんの父親。どてらの金兵衛
雑賀泰造日根八(145) 田沼意次支配隠密下忍集団雑賀衆総頭。四方泰流
品川幾代(134) 品川柳次郎母親
竹村武左衛門(135) 元伊勢津藩藤堂家家臣。磐音とは今津屋用心棒仲間[第五章(272p)に「武村」となっているところがあります。]
田沼意次(245) 老中。遠江相良藩
宮松(134) 今津屋小僧
弥助(145) 公儀隠密。霧子の師匠。薬売りや朱肉売りに扮しています。
の12名です。

5章の内 2つの章に名前がでてくるのは
浅野光晟(45) 芸州浅野家広島藩3代藩主
小太郎高義(45) 石塚小太郎高義。石塚八兵衛高道嫡男。芸州次期国家老にと画策されていました。
おきん(34) おそめ・おはつ・平次の母親
お佐紀(34) 両替商今津屋内儀
おそめ(14) 幸吉の幼なじみ。唐傘長屋住人。今津屋に奉公していた。縫泊屋江三郎親方に弟子入りをしています。
おつね(13) 今津屋の勝手女中
おてん(45) 雑賀衆の一人。女忍びの小頭。女狐おてん
○甫三国訓(14) 桂川甫三国訓。蘭方医桂川家3代。桂川甫周国瑞の父
奸三郎丸(45) 奸三郎丸多面。江戸城西の丸に忍び込んでいる乱波
神原辰之助(45) 神原主計の嫡男。尚武館道場門弟
幸吉(14) 鰻採り名人。磐音の江戸暮しでの師匠。宮戸川へ奉公
江三郎(14) 呉服町の縫箔屋の親方。三代目
三枝隆之輔(25) 徳川家基の近習
鈴木一郎平(45) 越前大野藩4万石土井家家臣御番組
竹村早苗(35) 竹村武左衛門長女。この章で尚武館へ奉公することになりました。
竹村勢津(35) 竹村武左衛門妻
田丸輝信(45) 直参旗本三男。佐々木玲園道場門弟
右近(34) 速水右近。速水左近の次男。佐々木玲園道場門弟
杢之助(34) 速水杢之助。速水左近の嫡男。佐々木玲園道場門弟
彦根菊右衛門(45) 西の丸御番衆組頭
松平辰平(12) 松平喜内の次男。佐々木玲園道場門弟
間宮伍平久也(45) 間宮一刀流創始者
由蔵(13) 今津屋老分番頭
の23名です。


5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第一章では
市原晃右衛門 佐久間町天流市原道場道場主
猪瀬寛吾 直参旗本の部屋住み息子
おくま 金兵衛長屋住人。付け木売り
おたね 水飴売りの五作の女房
〇国華 桂川甫筑国華。蘭方医桂川家2代
五作 水飴売り。金兵衛長屋住人の一人
重富百太郎 土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付。重富利次郎の父
新三郎 今津屋振場役番頭
多吉 向田源兵衛に挑んだ職人
鶴吉 愛蔵の知り合い。花川戸の三味線造り三味芳四代目芳造の次男。三味芳六代目
中戸信継 神伝一刀流。豊後関前での坂崎磐音の剣術師匠
松平喜内 旗本870石。松平辰平の父
横田傳兵衞 肥後熊本藩の新陰流道場主
の13名

第二章では
五木忠次郎 徳川家基の近習
おかく 竜太郎の女房
おかよ 桜餅屋大黒屋の女将。[104ページには「おかよ」とある2行後に「おさよ」がでてきますが内容からは「おかよ」の間違いだと思います。]
○奥山休賀齋 奥山流流祖。急賀齋。本名奥平。定国。孫次郎。公重と改名。慶長7年(1602)77歳で死亡
○上泉秀綱 新陰流流祖
京也 桜餅屋大黒屋でいやがらせをした直参旗本の従者
久佐薙一円 高崎城下の道場主。佐々木玲園と兄弟弟子。剣友
外記 直参旗本。京也の主人
小林琴平 舞・奈緒の兄
輝吉 桜餅屋大黒屋の女将おかよの亭主
徳川家継 7代将軍
徳川家綱 4代将軍
徳川家康 徳川幕府初代
徳川秀忠 2代将軍
徳川吉宗 8代将軍
○山本新六 長命寺寺男。桜餅を考案
竜太郎 桜餅屋大黒屋の二代目。おかよの父親
の17名

第三章では
おさよ 鉄五郎の女房。宮戸川女将
吉右衛門 両替商今津屋主人
木下一郎太 南町奉行所定廻り同心
謙蔵 船宿川清の見習い船頭。良蔵の倅
竹蔵 地蔵の竹蔵。御用聞き。地蔵蕎麦の亭主
谷小左衞門 水戸藩士。谷流居合い。剣創始者
平次 おはつの弟
良蔵 船宿川清の船頭。謙蔵の父親
8名

第四章では
応神天皇 富岡八幡宮に祀られています
神原主計 寄合。神原辰之助の父親
杉田玄白 若狭小浜藩藩医蘭方医
徳川家綱 4代将軍。幼名竹千代
中川淳庵 若狭小浜藩士。蘭方医。本名玄鱗
村井兵衛 下総佐倉藩堀田家家中小姓組。尚武館門弟
の6名

第五章
○浅野長晟 芸州浅野家広島藩初代藩主
石塚正次郎高由 石塚八兵衛高道次男。芸州次期国家老に推されています
石塚八兵衛高道 芸州家老
太田道灌 山城国一口里の稲荷を勧請して太田姫稲荷を建立
下山公忠 家基御側小姓
孫子 
都丸参左衛門 芸州浅野家広島藩石塚一門
間宮久常 間宮一刀流の芸州広島藩指南当代
輿後秦八郎 向田源兵衛高利と間宮一刀流の同門。芸州浅野家広島藩石塚一門に妹が嫁いでいます
の9名

計53名でした。


この巻で 竹村が武村と おかよがおさよと 間違えているところを見つけちゃいました。
佐伯さんにしては珍しい というか 編集者と校正係は何をしているんだ! と言いたいですが 登場人物の多さから見れば 仕方ないか と思えたりします。
このような間違えより 佐々木玲圓道場のある「神保小路」が 神田三崎町にあると書かれたことを そのままにしている方が、・・・、ヤダ!
神田小川町と正しく書かれているところもあるので 佐伯さんも 間違えに気が付いているはずです。
あとがき辺りで 神田三崎町と神田小川町のことに触れてもいいのではないか! と思います。
それと 磐音がいた時代のではない地図を使っているのも、・・・、ヤダ!

本当に 残念に思っています。

 

 

 (01941)
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173.あの場所は今 11「楊弓場・金的銀的」 20210215

居眠り磐音 江戸双紙 「あの場所は今」 11
「楊弓場・金的銀的」

磐音が一時期用心棒をした矢場です。
「金的銀的」の場所が出てくるのは

第二巻 寒雷ノ坂 第二章 88~89ページで
----------------------
これが両国橋である。
―中略-
東詰の水垢離場(みずごりば)前に間ロ五間の矢場を構えていた。
なかなか本格的で、八間ほど先に土塁(どるい)が設けられ、大小の的が並んでいた。
―中略-
「親方なら水垢離場で煙草を吸ってるよ」
と教えてくれた。
両国東広小路の水垢離場は、大山参りに行く者たちが斎戒沐浴(さいかいもくよく)して身を清めるところだ。
----------------------
とあります。

下の「江戸の町」の解説によると 「水垢離場」は両国橋東詰南側にあった とあります。 

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とすると 「金的銀的」も 両国東広小路の南側にあるように思えます。


ところが 吉田喜久雄さんの労作「『居眠り磐音』江戸地図」には 「金的銀的」は両国橋東詰の北側に描かれています。

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「金的銀的」が両国橋東詰北側にあると 東詰めの水垢離場前とは言いにくいのでは? 広小路を両国橋の幅分横断して煙草を吸いにいくのはちょっと遠いのでは? と思ってしまいました。
「金的銀的」が両国橋東詰南側にあれば辻褄が合うのに と思ってしまいました。

「金的銀的」が両国橋東詰の北側にあるのか南側にあるのかは 「イワネ」には書いてなさそうなので 吉田さんの地図に南側あるように描いてあれば めでたしめでたしだったのですが、・・・、まいいや。

実は あの場所の今を撮りに行った時には 吉田さんの地図を頼りにしていたので (旧)両国橋東詰北側の写真を撮ってきてしまいました。
吉田さんの地図の「金的銀的」の場所は 相対的ですが 下の写真の角の空き地と右側のビルの場所と言えそうです。
両国橋が移ってしまったので 金的銀的の前の道は 広小路とは言えない普通の道路になっています。 

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今度行くときには「ももんじ屋」の今の場所の写真と 両国橋東詰南側の「金的銀的」があった方が辻褄の合う場所の写真を撮ろうと思っています。

 

 

 

 

(01911)
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172.居眠り磐音 登場人物まとめ20:24巻 20210209

居眠り磐音江戸双紙 24 朧夜ノ桜(さ-19-25) 登場人物 まとめ

「あの場所は今」を紹介し始めて お休みしてましたが 51巻まで まとめないと気持ちが悪いので 不定期に載せていきます。

テレビにつられて 佐伯泰英書き下ろし長編時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」双葉文庫)を読み出した 奥さんにつられて 僕も読み始めました。
さ-19-26 居眠り磐音江戸双紙読本 の176ページから191ページに 印象深い主な登場人物が 紹介されています。
印象深い主な登場人物だけでは 印象深くない また 主でない 登場人物がかわいそうなので 各巻 各章に出てくる人達を 紹介します。

なぜかはわかりませんが 「決定版」が 文春文庫から出版されていますが ここでは 「双葉文庫」を底本とします。


第二十四巻 朧夜ノ桜 は
第一章 白梅屋敷の花嫁
第二章 偽銀遣い
第三章 小さ刀吉包
第四章 三味芳六代目
第五章 尚武館の嫁
で構成されています。

これらの章の 登場人物は 第一章から順に 47名、42名、60名、46名、51名です。
〇〇家などの名前〇〇は 省略したりしているので 「名前」とすると もう少し増えるかもしれませんが 大目に見てください。

紹介する順序は 出てくるのが多い順で 名前の五十音順にします。
分かる範囲でなのですが 歴史上実在した人の前には 〇 を付けました。
名前の後に 簡単ですが 説明を加えました。

まず 第一章から第五章のすべての章に出てくるのは
佐々木磐音 坂崎磐音。佐々木玲園の養子になりました
おえい 佐々木玲園内儀
佐々木玲圓 直心影流道場主。山田平左衛門光徳一風斎の直弟子。長沼四郎左衛門徳郷と兄弟弟子
おこん 金兵衛の娘。速水おこん。磐音と祝言をあげて佐々木おこんとなりました
依田鐘四郎 佐々木道場住み込み師範。磐音の兄弟子。依田お市祝言をあげて依田家の婿養子になりました。西の丸近習衆
の5名です。


5章の内 4つの章に名前がでてくるのは
一太郎 (1235) 今津屋吉兵衛・お佐紀嫡男
お佐紀 (1235) 両替商今津屋内儀
吉右衛門 (1235) 両替商今津屋主人
重富利次郎 (1245) 土佐高知藩山内家江戸藩邸近習目付重富百太郎の次男。佐々木玲園道場住み込み門弟
橘右馬介忠世 (2345) 独創二天一流。佐々木磐音暗殺団4番手
徳川家基 (2345) 徳川家治の世子
中川淳庵 (1245) 若狭小浜藩士。蘭方医。本名玄鱗
速水左近 (1245) 佐々木玲園剣友。佐々木玲園道場客人。御側衆。大身旗本。三千石高。今津屋吉右衛門お佐紀仲人
由蔵 (1235) 今津屋老分番頭
の9名です。
( )内の数字は登場している章の番号です。

 

5章の内 3つの章に名前がでてくるのは
朝右衛門 (245) 下谷広小路北大門町裏の読売屋主人
伊坂秀誠 (345) 田沼家家臣。剣術指南.磐音に斃されました
金兵衛 (135) 金兵衛長屋の大家。おこんの父親。どてらの金兵衛
久米仁王蓬莱 (345) 平内流。佐々木磐音暗殺団3番手
幸吉 (123) 鰻採り名人。磐音の江戸暮しでの師匠。宮戸川へ奉公
小林奈緒 (145) 小林琴平の末妹。磐音の許嫁。白鶴太夫。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいます
笹塚孫一 (234) 南町奉行所年番方与力
庄村七郎兵衛 (345) 井坂秀誠の用人
四郎兵衛 (145) 吉原会所頭分
田沼意次 (345) 老中。遠江相良藩
鶴吉 (345) 愛蔵の知り合い。花川戸の三味線造り三味芳四代目芳造の次男。三味芳六代目
徳川家治 (235) 十代将軍
野中権之兵衛 (135) 神道無念流。江戸武術界の最長老。磐音・おこんの仲人
速水杢之助 (145) 速水左近の嫡男。この年の具足開きの日から尚武館に入門
楽助 (124) 下谷広小路北大門町裏の読売屋
の15名です。

 

5章の内 2つの章に名前がでてくるのは
井筒遼次郎 (45) 井筒洸之進次男。坂崎家への養子入りが決まっています。江戸勤番となって尚武館に入門しました
お恭 (25) 卓袱料理茶屋百川の女将
お銀 (34) 浅草門前町の楊枝屋田巻屋の看板娘
おこね (45) 鶴吉の女房
おそめ (23) 幸吉の幼なじみ。唐傘長屋住人。今津屋に奉公のあと縫泊屋江三郎親方に弟子入りをしました
おはつ (23) おそめの妹。おそめの後を受けて今津屋に奉公
河西勝助義房 (35) タイ捨流。佐々木磐音暗殺団2番手
桂川甫周国瑞 (15) 御典医桂川甫三国訓の嫡男。織田桜子と祝言をあげました
河出慎之輔 (45) 豊後関前藩御先手組組頭
義三郎 (24) 乾物問屋若狭屋番頭
玄五郎 (34) 浅草門前の顔役。香具師。真中の玄五郎
小林琴平 (45) 舞・奈緒の兄
相良定兼 (14) タイ捨流。肥後守。道場破り。南北朝期の刀鍛冶が鍛造した刃渡り3尺7・8寸朱塗りの柄4尺余りの薙刀南州号を持っています
〇重三郎 (14) 吉原五十間道。地本問屋蔦屋主人
新三郎 (23) 今津屋振場役番頭
盛助 (25) 卓袱料理茶屋百川の料理人頭
高瀬少将輔 (15) 元加賀大聖寺藩士。深甚流.道場破り
鉄五郎 (35) 鰻蒲焼き 宮戸川親方
照埜 (35) 坂崎磐音の母親
中居半蔵 (45) 豊後関前藩元御直目付。藩物産所組頭
中戸信継 (34) 神伝一刀流。豊後関前での坂崎磐音の剣術師匠
野中賢古 (15) 野中権之兵衛妻女。磐音・おこんの仲人
速水右近 (45) 速水左近の次男。この年の具足開きの日から尚武館に入門
松村安神 (35) 琉球古武術。佐々木磐音暗殺団1番手
〇丸目蔵人佐長恵 (14) タイ捨流開祖
右七 (35) 小田原脇本陣小清水屋主人・お佐紀の父親
吉包 (35) 豊前宇佐の出の刀鍛冶。照埜がおこんに送った小さ刀の作者
芳造 (34) 花川戸の三味線造り三味芳四代目。鶴吉の父親
利一郎 (25) 卓袱料理茶屋百川の番頭
の29名です。

 
5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第一章では
秋元 山形藩藩主
浅野代蔵 因幡鳥取織田家用人
井出兵庫介実篤 野犬組の一人。陣中無念流
糸居三五郎 佐々木玲園道場門弟
おさん 今津屋女中
織田宇多右衛門 因幡鳥取重臣。寄合職
織田桜子 因幡鳥取藩織田宇多右衛門息女。桂川甫周祝言をあげました
おたね 水飴売りの五作の女房
桂川甫三国訓 桂川甫周国瑞の父
桂川甫筑国華 蘭方医桂川家2代。5代将軍綱吉の奥医師
〇北尾重政 絵師。紅翠斎。花藍とも号しています。本名左助
工藤平助 仙台藩藩医経世家
内蔵助 奥州山形藩内の紅花商人。前田屋内蔵助。奈緒の夫
五作 水飴売り。金兵衛長屋住人の一人
杉田玄白 若狭小浜藩藩医蘭方医
白鶴太夫 小林奈緒。琴平の末妹。磐音の許嫁。山形の紅花商人前田屋内蔵助に嫁いでいます
速水和子 速水左近の奥方
豊前太夫 富本節二代目
松宮お万 松宮凌堂内儀
松宮凌堂 御典医頭。桂川甫周国瑞。織田桜子の仲人
六助 北尾重政の知り合い。船頭
の21名


5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第二章では
猪俣綾足 讃岐の剣術家。山城京鴨の河原で橘右馬介忠世と対決、斃されました
乙部鬼中 二天一流。寛保2年(1743)夏摂津大阪で同門の後輩橘右馬介忠世と対決、斃されました
梶原正次郎 佐々木玲園道場門弟
喜多村彦右衛門 浮世小路界隈の名主
木下一郎太 南町奉行所定廻り同心
江三郎 呉服町の縫箔屋の親方。三代目
後藤縫殿助 徳川幕府呉服御用達
三左衛門 本銀町の両替商上総屋主人
徳川吉宗 8代将軍
富田輪之助 東軍流。寛延元年(」1748)暮れ安芸広島藩宮島で橘右馬介忠世と対決、斃されました
半兵衛 大阪道修町薬種問屋伊勢貴の主人。伊勢貴半兵衛
彦八 本銀町界隈の十手持ち
松平辰平 松平喜内の次男。佐々木玲園道場門弟
蓑蔵 大阪道修町薬種問屋伊勢貴の番頭
宮本武蔵玄信 二天一流の開祖
林蔵 今津屋筆頭支配人
の16名


5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第三章では
愛甲次太夫新輔 薩摩示現流。佐々木磐音暗殺団5番手
お艶 両替商今津屋主人吉右衛門の妻
およう 今津屋出入りの恵比寿床の髪結い
快善 鎌倉の仏師。佐々木家の阿弥陀如来を彫刻
弘法大師 修善寺独鈷の湯ゆかり
小吉 船宿川清の船頭
佐々木宗達 佐々木玲園の父。
佐々木幹基 佐々木家六代。直参旗本を解かれるも拝領地は安堵
椎葉お有  品川柳次郎の幼馴染み。椎葉弥五郎の長女
品川幾代 品川柳次郎母親
品川柳次郎 御家人品川家当主。若年寄支配小普請組三組所属70俵5人扶持。磐音の今津屋用心棒仲間
昌太 船宿川清の見習い船頭
鈴木平内 速水左近用人
捨八郎 今津屋出入りの鳶の親方
竹村武左衛門 元伊勢津藩藤堂家家臣。磐音の今津屋用心棒仲間
竜間直澄 相良藩用人
丹下朱馬 讃岐浪人。長太郎の用心棒。両手突きの名人
中条 田沼意次家臣
長太郎 真中の玄五郎の息子
徳川家康 元和2年1616)4月17日死亡
富太郎 三味芳四代目芳造の長男
福坂実高 豊後関前藩藩主
〇牧野成賢 南町奉行大隅
三喜松 門前町御用聞き
宮松 今津屋小僧
最上 大身旗本。おこんが屋敷奉公を願って用人を訪れようとしました
の26名

 

5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第四章では
市橋勇吉 豊後関前藩家臣。御小姓組。藩物産所勤務で江戸勤番になりました
井筒伊代 坂崎磐音の妹。井筒源太郎の妻
井筒源太郎 豊後関前藩家臣。井筒洸之進嫡男。伊代の夫。磐音の義弟
おみつ 吉原羅生門河岸の切見世にいる女郎。三味芳の三味線を持っています
七兵衛 今戸橋の船宿清風主人。西方寺門前の元三味芳の家の現在の持ち主。
篠田泰五郎 尚武館佐々木道場門弟
園田五郎太 相良定兼の従者
辰三郎 四郎兵衛配下
籐助 西方寺門前の元三味芳の家を買った煙草屋主人
二ツ木兵衛 尚武館佐々木道場門弟
村崎朋造 相良定兼の従者
の11名


5章の内 1つの章のみに名前があるのは 第五章では
舞 河出慎之輔の妻(旧姓小林)。小林琴平の長妹
銀五郎 佐々木道場を改築した大工の頭領
玄庵 新鳥越の医師。
幻次 吉原四郎兵衛会所の若衆頭
佐々木実宗 佐々木家初代
長沼四郎左衛門徳郷 山田平左衛門の子供。佐々木玲園とは兄弟弟子。直心影流始祖とあります
〇山田平左衛門光徳一風斎 直心影流流祖
の7名 計81名です。

 

「あの場所は今」も続けるつもりです。

 

(01897)
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